家族写真が全部暗号化された話(身代金を払うか本気で悩んだ)

ランサムウェアと家族写真バックアップのイメージ

以前、設定をちょんぼってランサムウェアに感染したことがあります。
いわゆる黒歴史です。

やられたのは、家族写真。
フォルダを開いても、写真が開けない。拡張子も見たことない形に変わってる。

気づいたら、拡張子が「.zip」になっていて、中身が何も見えない。
「何これ?」って固まっているうちに、脅し文みたいな画面が出てきました。

…あの瞬間の血の気の引き方、今でも覚えてます。


目次

目の前が真っ暗になった

家族写真って、仕事のファイルと違って「作り直し」がきかないんですよね。
旅行、子どものイベント、何気ない日常。
ぜんぶ “戻せないやつ”。

そして、家族からの冷ややかな声。
「え、写真どうなるの?」
「ちゃんと保存してたんじゃないの?」

あれはキツかった。今でも忘れない。


本気で身代金を払うか悩んだ

「復号のために支払え」みたいなテキストがおいてあった。
正直、めちゃくちゃ悩みました。

  • 払ったら戻るのか?(戻らない可能性もある)
  • 払うのは犯罪に加担することにならないか?
  • でも、この写真は…

頭の中がぐちゃぐちゃで、判断力が落ちていくのが分かる感じ。

この手の話って「払うな」で終わりがちだけど、当事者になると綺麗事じゃない。
“写真”が人質に取られるって、そういうことでした。


感染したのはNAS(QNAP)だった

“家のデータ金庫”がやられると、逃げ場がなくなる

ちなみに、感染したのはPCじゃなくて NAS でした。
うちは QNAP を使っていて、写真もそこにまとめていました。

NASって「家の中のデータ金庫」みたいな存在なんですよね。
だから、ここがやられると精神的ダメージがデカい。

でもこのとき、救われた点もあります。
QNAPのメーカーサポートが、かなり懸命に対応してくれました。

正直、こういう時って「自己責任です」で冷たく突き放される印象があったんですが、
QNAPはそうじゃなかった。そこは今でも印象に残っています。


助かった理由:外付けHDDが残っていた

外付けHDDはバックアップ後に外すイメージ
バックアップが終わったら外す。これが一番効いた

救いがひとつだけありました。
外付けハードディスクにバックアップが残っていたんです。

ここで大事なことを言うと、外付けは普段は外していました。
たまに接続してバックアップを取って、終わったら外す。
結果的にこの対応が良かったです。

ランサムウェアって「見えてる場所」をまとめて暗号化しにいくことが多いので、
外付けが繋ぎっぱなしだと、巻き込まれる可能性が高いです。

今回は、外付けが“見えてない状態”だった。
だからバックアップが残っていて、そこから復旧できた。

…ほんと、あれがなかったら詰んでました。


それ以来、バックアップの考え方を変えた

クラウドと外付けHDDの二重バックアップ図
クラウド+外付けの2本立てが現実的

この件があってから、バックアップを「気が向いたらやる」から「仕組みにする」に変えました。

ポイントはシンプルです。

1) 外付けは“普段は外す”

繋ぎっぱなしは危ない。
バックアップが終わったら抜く。これが一番効く。

2) 写真は最低2か所に置く

おすすめはこの2択。

  • クラウド + 外付けHDD(強い)
  • 外付けHDDを2台(故障に備えて二台体制)

3) 一回だけ“復元”を試す

バックアップって、取れてるつもりで取れてないことがある。
1枚でいいから「戻せるか」を試すだけで安心感が全然違います。


まとめ:写真はデータじゃなくて記憶だった

ランサムウェアにやられて、身代金を払うか悩んで、家族に責められて、
そこでやっと分かりました。

写真はデータじゃない。記憶なんだなって。

だから、守り方も「なんとなく」じゃダメでした。
運に頼らず、仕組みで守る。

もし今「バックアップ面倒だな」って思ってる人がいたら、
この黒歴史を反面教師にしてほしいです。ほんとに。

ではでは。

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この記事を書いた人

会社で社内IT(いわゆる情シス寄り)の仕事をしています。
毎日のように「パソコンが遅い」「変な画面が出た」と相談されるので、
その経験をもとに、専門用語少なめでメモしています。

カメラと子どもの写真が好きですが、
凝った撮影テクニックより「どう残すか・どう守るか」派です。

写真をなくしたくない人や、
家族や職場で“なんちゃってPC係”にされている人の
助けになればうれしいです。

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