ドコモが、My docomoとドコモオンラインショップへの不正アクセスで、お客さまの情報が最大で約30万件流出した、と発表しました。家族のパソコン係としては、電話番号が漏れたときに一番怖いのは、SMSで届く確認コードを奪われることだと思います。
では、何が起きて、家族は何をしておけばいいのか。私の見方を書きます。
何が起きたか
ドコモの発表(第三報:11月6日 午後6時00分時点)によると、2026年11月4日、ドコモオンラインショップとMy docomoに対する、外部からの不正なアクセスを確認しました。11月5日の午前1時5分ごろから、両方の各種お手続きを停止しています。対象は最大で約30万件です。原因は「外部からの不正アクセス」とされ、緊急メンテナンスの復旧の見込みは「未定」と書かれています。
流出したお客さま情報は、対象になったお客さまのうち、すべての方の分と、一部の方の分で分けて書かれています。
流出の対象になったお客さまの、すべての方の分:
- 氏名、生年月日、年齢等
- 住所、連絡先電話番号、メールアドレス等の連絡先等
- 本人確認書類の番号
- 携帯電話番号、契約開始年月日等の契約情報
- 料金プラン、オプション、割引等のご契約内容
流出の対象になったお客さまの、一部の方の分:
- 法定代理人・手続代理人の氏名、連絡先
- 勤務先・法人の名称、所在地等
- 金融機関名、支店名、口座番号、口座名義等
- 子育て応援プログラムに関する情報
新たな情報流出は確認されていない、とも書かれています。
ドコモは、本件に関連して、流出した情報を悪用し、ドコモや関係者などを装った不審なメール、SMS、電話などが届く可能性がある、と呼びかけています。本文に記載されたURLにアクセスしない、添付されたファイルを開かない、個人情報、パスワード、クレジットカード情報などを入力・回答しない、という内容です。対象のお客さまには、詳細がわかりしだい、ドコモから知らせる、とされています(第二報:11月5日 午後6時30分時点)。
ここに書いたのは、11月6日 午後6時時点の発表の内容です。11月5日に起きた通信障害は、ドコモの別のお知らせで案内されています。
パソコン係として、どう見るか
電話番号が漏れたときに一番怖いのは、それを足がかりに、SMSで届く確認コードを奪われることだと思います。番号が漏れただけで、すぐに奪われるわけではありません。でも、名前や生年月日、本人確認書類の番号までそろうと、本人になりすまして番号を別のスマホに移す材料になりえます。そうなれば、確認コードも相手に届きます。だから、大事なアカウントはSMSの確認コードだけに頼らず、パスキーか認証アプリにしておきます。選べるなら、できればパスキー。無ければ認証アプリです。
うちは、銀行やネットショップなど大事なアカウントの確認を、パスキーか認証アプリにしています。家族はドコモではありません。Apple・Google・Microsoftの大元のアカウントはパスキーで、認証アプリは1Passwordで使っています。
「どこかで漏れる前提」で考える、という私の見方は、こちらに書きました。

家族のために、今やること
やることは3つです。
1. ドコモを使っている人は、リンクを押さず、公式で確かめる
ドコモを名乗るメールやSMSが届いても、本文のリンクは押しません。公式のアプリやサイトを自分で開いて確かめます。流出の件でドコモから本物の連絡が届く時期は、似せた偽物も混ざりやすくなります。

2. 大事なアカウントの確認を、SMSから変える
銀行・ネットショップ・メール・Apple・Googleなど、大事なアカウントの確認の方法を見直します。選べるサービスでは、SMSの確認コードから、できればパスキー、無ければ認証アプリに変えます。SMSの確認コードをやめる、という話ではありません。それだけに頼らない、という話です。パスキーや認証アプリを選べないサービスは、SMSのまま使うしかありません。
パスキーの確かめ方と、2段階認証の選び方は、こちらに書きました。


3. 圏外が続いたら、まず公式の障害情報を見る
電話番号を勝手に移された場合も、自分のスマホがつながらなくなることがあります。電話やデータ通信がつながらないときは、まず携帯会社の公式の障害情報を見ます。障害の案内がなければ、別の電話から携帯会社に連絡します。11月5日の通信障害のときの見方は、こちらに書きました。

