プリペイドカードの「Vプリカ」で、委託先から利用者の情報が盗まれる事案がありました。プリペイドなら安心、と思っていた人もいるかもしれません。家族のパソコン係としては、プリペイドは、リスクをなくすものではなく、減らすためのものだと思います。
では、何が減って、何は減らないのか。私の見方を書きます。
何が起きたか
Vプリカを発行するライフカードは、2026年10月31日に「Vプリカに関する委託先での個人情報漏えいの可能性について」を発表しました(ライフカード)。
11月2日の続報では、委託先であるGMOペイメントゲートウェイ株式会社のシステムで、不正ユーザーの行為により、お客さまの情報の一部が窃取されたことが判明した、と説明されています。対象は69アカウントで、漏れた情報は対象ごとに違います(ライフカードの続報(PDF))。
- 氏名、メールアドレス、電話番号、住所の一部:63件
- Vプリカ番号、Vプリカ専用セキュリティコード、有効期限、氏名:3件
- Vプリカ番号の一部:3件
このうち、Vプリカ番号などが漏れた3件については、不正利用は確認されておらず、10月31日付で退会処理をした、とされています。この件が原因の二次被害も、確認されていないとのことです。対象のお客さまには、ライフカードから個別に案内する、とされています。
一部停止されていたサービスについては、11月2日に再開のお知らせが出ています(ライフカードの再開のお知らせ(PDF))。ここに書いたのは、11月2日の発表の内容です。
パソコン係として、どう見るか
プリペイドは、リスクをなくすものではなく、減らすためのものだと思います。個人情報を第三者に預ける以上、漏れるおそれはあります。漏れたときに失うお金を抑えられる、というだけの話です。
「どこかで漏れる前提」で考える、という私の見方は、こちらに書きました。

家族のために、今やること
やることは3つです。
1. 使っている人は、公式の案内と利用履歴を見る
Vプリカを使っている家族がいたら、ライフカードの公式の案内を見て、利用履歴に身に覚えのないものがないかを確かめます。対象のお客さまには個別に案内が届く、とされているので、案内が届いたら、その内容に従います。見つけたら、Vプリカの公式の案内(お問い合わせ)に従って連絡します。
2. 案内のメールのリンクから、手続きしない
漏えいの発表が出ると、案内を装った偽のメールも出回りやすくなります。メールの中のリンクからは手続きせず、公式のサイトを自分で開いて確かめます。

3. 支払い方法は、何を守りたいかで選ぶ
先に決めた金額だけを入れて使うなら、使いすぎは防げます。個人情報を守りたいなら、プリペイドにしても、預けた先から漏れるおそれは残ります。何を守りたいかで選びます。Vプリカを使っていない家族に、解約やカードの変更をすすめる必要はありません。
