0xc000021a でWindows 11が起動しない|直せませんでした。どこで見切ったかの記録

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0xc000021a でWindows 11が起動しない|直せませんでした。どこで見切ったかの記録

Windows Updateのあと、パソコンが起動しなくなりました。青い画面に出ていたのは 0xc000021a という番号です。

結論から書きます。直りませんでした。できることは一通りやって、最後は初期化しました。

この記事は、直し方の手順書ではありません。どこまでやって、どこで見切ったかの記録です。同じ番号で検索してここへ来た方が知りたいのは、たぶん「自分はどこまで粘るべきか」だと思うので、そこに答えます。

その前に、1つだけ先にお願いがあります。修復を続ける前に、中のデータを取り出せるか確かめてください。起動しないパソコンからでも、ファイルは取り出せることが多いです。直そうとするほど、状態は動きます。取り出し方は最後に書きました。順番を逆にしたのは私で、だからこそ先に書いています。

もう1つ。ここから先は、コマンドを打つ話になります。回復画面のボタンを押すところまでで足りることもあります。そこまでの手順はこちらです。

目次

先に結論:この記事でお伝えしたいのは「見切り方」です

同じ番号で検索すると、直し方を並べた記事がたくさん出てきます。どれも間違ってはいません。私も全部やりました。

ただ、そこに書かれていないものが2つあります。「やったけれど変わらなかった」という結果と、「どこでやめるか」の決め方です。やってみると、いちばん困るのはそこでした。

この番号は「Windowsに欠かせないプログラムが止まった」という意味です

先に、この番号の意味だけ押さえておきます。ここが分かると、あとの話が読みやすくなります。

Microsoftの説明によると、0xc000021a は、Windowsが動くのに欠かせないプログラムが止まったときに出る番号です。例として挙がっているのは winlogon(サインインの処理を受け持つ)と csrss(アプリとWindowsの間のやりとりを受け持つ)。どちらも、無ければWindowsが成り立たない側のプログラムです。

ですからWindowsは、それが止まった時点で続けようとしません。中途半端に動かすほうが危ないので、自分から停止します。青い画面はその知らせです。

書いてあるのは、Microsoftのバグチェック 0xC000021A の説明ページです(英語です)。この2つは例として挙がっているだけで、この2つに限る、とは書かれていません。

ここが厄介なところです。この番号は「そのプログラムが止まった」としか言っていません。なぜ止まったのかは言っていないのです。更新の途中かもしれないし、何かのソフトが入れた部品かもしれない。原因が1つに決まらないのは、そういう番号だからです。

逆に言えば、「これを直せば解決」という一手は、最初から期待できません。私が全部試すことになったのも、そこに理由があります。

症状は、直そうとするたびに変わっていきました

最初は青い画面に 0xc000021a でした。ところが、修復を試すうちに症状が動きます。

  1. 青い画面に 0xc000021a
  2. そのうち、Windowsが自分で修復を始める画面が出るようになる
  3. 最後は、メーカーのロゴが出たまま、そこから先へ進まない

これは覚えておく値打ちがあります。直そうとして状態が変わることがある、ということです。番号が消えたから直りかけている、とは限りません。むしろ、手がかりだった番号が見えなくなって、調べにくくなりました。

もう1つ、はっきりしていることがあります。セーフモードでも、同じ番号で止まりました。セーフモードは「最小限の機能だけで起動する」逃げ道ですが、そこも塞がっていたわけです。この時点で、ふつうの直し方はかなり狭くなりました。

やったこと(全部やって、全部だめでした)

順番は書きません。正直、どれを先にやったかは覚えていないからです。思い出せない順番を、それらしく並べ直すことはしません。

  • Windowsが自分で直そうとする修復機能(何度も)
  • セーフモードでの起動
  • システムの復元 —— ただし、これは実行できませんでした。戻る先になる復元ポイントが残っていなかったからです
  • 直前に当たった更新プログラムのアンインストール
  • システムファイルを調べる標準のコマンド(SFC)を、起動できない状態から実行。Windowsの部品を点検して、直せるものは直す道具です
  • Windowsの部品置き場そのものを直す標準のコマンド(DISM)を、いくつかの方法で。点検(SFC)で直せないときに、置き場のほうを直す道具です
  • 起動の設定(BCD)の確認と修復。どのWindowsをどう立ち上げるかを書いた台帳にあたるもので、ここが壊れると起動しません
  • 回復環境そのものが立ち上がらなくなったので、そこを直すところから

この中で1つだけ、性質が違うものがあります。システムの復元は「やってみたが直らなかった」のではなく、そもそも実行できませんでした。更新のあとに起動しなくなったとき、いちばん当たりやすい手のはずなのですが、戻る先が残っていませんでした。復元ポイントは、いつでもあるとは限りません。もしあなたの画面に復元ポイントが並んでいたら、それは私より恵まれています。先に試してください。

具体的なコマンドの書き方は、この記事には書きません。環境によって指定が変わるものがあり、うろ覚えのまま書くと、読んだ方が打ち間違えます。名前が分かれば調べられますし、調べて意味が分からないなら、そこは手を出さない場所だと思います。

この中で意外だったのは、Windowsが自分で調べる修復機能が「異常なし」と報告してきたことです。異常が無いのに起動しない。「調べて問題なし」は「壊れていない」という意味ではありません。その機能が見ている範囲に問題が無い、というだけです。

もう1つ引っかかり続けたのが、更新プログラムの適用が途中で止まったまま残っていたことです。適用待ちの状態が消えず、何度やっても元に戻る。ここが本命ではないか、と最後まで思っていましたが、直しきれませんでした。

いちばんの学び:出てきた原因が、いまの原因とは限りません

途中で、Windowsが異常終了したときに残す記録(ダンプ)が見つかりました。これを別のパソコンで解析すると、あるドライバの名前がはっきり出てきました。

犯人を見つけたと思いました。そのドライバを止めて起動してみました。症状は何も変わりませんでした。

おかしいと思って、その記録の日付を見ました。起動しなくなった日より、前の日付でした。

つまり、それは過去に起きた別の不具合の記録で、いま起動しない理由ではなかったのです。パソコンは以前にも一度、別の理由で転んでいて、その記録がそのまま残っていた。私はそれを、いまの原因だと思い込んで追いかけました。

ここがこの記事でいちばんお伝えしたいことです。調べて何かの名前が出てくると、それが答えに見えます。でも、その情報がいつのものかを確かめないと、関係のないものを追いかけることになります。私はこれで時間を使いました。

ですから、覚えておくことは1つだけです。その記録が、いつのものかを見る。パソコンは前にも転んでいることがあります。残っているのが今回の記録とは限りません。

わざと転ばせようとしたら、それもできませんでした

古い記録が使えないなら、いまの記録を取ればいい。そう考えて、キーボード操作でわざとWindowsを止める仕組み(CrashOnCtrlScroll)を入れました。右のCtrlを押しながらScroll Lockを2回、で止まります。読者の方がこれをやる必要はありません。うまくいかなかった話だからです。

ロゴで止まっている状態でその操作をしました。何も起きませんでした。

これはこれで、1つ分かったことです。キーボードの操作を受け付けるところまで、Windowsが進んでいないということになります。かなり手前で止まっている。手がかりを取りに行く道も、ここで閉じました。

どこで見切ったか

ここまでで標準の道具は使い切り、手がかりを新しく取る方法も無くなりました。ここから先にも手はあります——専用の道具をつないで、起動する途中を外から覗く。深いところの設定を手で書き換える。技術的には、まだ追えます。

それでもやめました。これ以上調べても、直る見込みが上がらなくなってきたからです。

調べれば原因は分かるかもしれません。でも、原因が分かることと、短い時間で使える状態に戻ることは、別です。私が求めていたのは後者でした。ここから先は、原因究明のための作業であって、復旧のための作業ではなくなっていました。

だから「もう少しで直りそう」ではなく「これ以上は確率が上がらない」で線を引きました。そして、中のデータを取り出してから、Windowsを入れ直しました。

逆に、続ける値打ちがあるのはどういうときか。何かをやったあとに、良いほうへ変化があったときです。前より進むようになった、出ていたエラーが消えて別の画面まで行けた。そういうときは、いま触っているところが当たっている見込みがあります。

私の場合、症状は変わりました。ただし良いほうへではありませんでした。手がかりだった番号が消えて、ロゴで止まるだけになった。動いてはいるが、良くなってはいない。これは続ける理由になりません。

正直に書くと、久しぶりのお手上げでした。たくさんのパソコンを見てきましたが、それでも直せないものはあります。

同じ状態の方へ:どこまでやるかの決め方

私の結論は、こうです。

どこまでかやっていい人
回復画面のボタンを押す誰でも。ここで直ることも本当にあります
コマンドを打つ意味が分かる人だけ。分からないまま打つと、状態が変わって説明しにくくなります
それより先仕事で追う人の領域です。個人のパソコンで踏み込む場所ではありません

そして、やめどきの見分け方はこれだけです。やったあとに何も変わらないことが続くなら、そこが引きどき。動いていないのに続けても、たいてい確率は上がりません。

そして、先にやっておくのはデータの取り出しです。起動しないパソコンからでも、中のファイルは取り出せることが多いです。順番を逆にしないでください。修復を試すほど、状態は動きます。

取り出す道は2つあります。1つは、回復画面のコマンド プロンプトから、外付けのディスクへコピーする方法。調べるときは robocopyxcopy という道具の名前で探すと出てきます。もう1つは、パソコンからディスクを抜いて、別のパソコンにつないで読む方法です。こちらは分解できる機種かどうかで変わります。

ただし、抜いてつないでも中身が読めないことがあります。いまのWindowsは、Microsoftアカウントで初期設定したパソコンだと、ディスクが自動で暗号化されていることがあるからです。その場合、回復キーがないと読めません。回復キーはMicrosoftアカウントの画面から確認できるので、ディスクを抜く前に、あるかどうかを見ておいてください。

自信がなければ無理をしないでください。ここで諦めるより、店に持って行って「データだけ出してほしい」と頼むほうが、結果は良くなります。そして正直に書いておくと、私はこの順番を逆にやりました。修復を全部試したあとで取り出しています。だからこそ、先に書いています。

もっと言えば、こうなる前に別の場所へコピーがあれば、この記事は読まなくて済みます。写真や書類をどう残しておくかは、こちらにまとめました。

まとめ

  • 0xc000021a は、標準の修復を全部やっても直らないことがある。私の場合は直りませんでした
  • 直そうとすると症状が変わる。番号が消えても、直りかけとは限らない
  • 「調べて異常なし」は「壊れていない」ではない。その道具が見ている範囲の話です
  • 出てきた原因の日付を見ること。過去の別の不具合を追いかけて時間を使いました
  • 見切る基準は「直る見込みが上がるかどうか」。「もう少しで直りそう」で続けない
  • データの取り出しを先に。修復を試すほど状態は動きます

直せた記事のほうが、読んで気持ちがいいのは分かっています。それでもこれを書いたのは、「全部やってもだめだった」という記録が、どこにも見当たらなかったからです。手を尽くした人が最後にたどり着くのは、直し方ではなく、やめどきの判断だと思います。

もし今まさに止まっているなら、修復を続ける前に、中のデータを取り出せるか先に確かめてください。それだけで、あとの選択肢が変わります。

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この記事を書いた人

会社で社内IT(いわゆる情シス寄り)の仕事をしています。
毎日のように「パソコンが遅い」「変な画面が出た」と相談されるので、
その経験をもとに、専門用語少なめでメモしています。

カメラと子どもの写真が好きですが、
凝った撮影テクニックより「どう残すか・どう守るか」派です。

写真をなくしたくない人や、
家族や職場で“なんちゃってPC係”にされている人の
助けになればうれしいです。

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