PayPayの利用可能額、設定してる?|残高が少なくても高額の被害が出る理由と決め方

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PayPayの利用可能額、設定してる?|残高が少なくても高額の被害が出る理由と決め方

PayPayの被害を小さくするのは「利用可能額の設定」です。支払い・友だちに送る・チャージの3つに、1日と1カ月の上限をかけられます。乗っ取られると、オートチャージや登録したカードで、残高を超えて払われることがあるからです。この記事を書くために自分のPayPayを見たら、利用可能額は3つとも設定していませんでした。その場で上限を入れて、超えたら一時保留にしました。金額は家ごとに違うので、ここには書きません。

金額は、特に基準を決めず低めに入れました。足りなくなったら、そのとき上げればいいと考えたからです。ただ、3つのうち、「友だちに送る」と「チャージ」はほとんど使わないので低くし、「支払い」はふだんの分を見て少し余裕を持たせました。上限を上げるには、そのたびに端末での生体認証などが要ります(PayPayのヘルプ)。

PayPayの被害は、大きく2つの形があります。どちらに遭うかは前もって分からないので、両方に備えます。

  • 偽の請求にだまされて、自分で送ってしまう。送るときはオートチャージされませんが、送ったお金は補償されません
  • アカウントを乗っ取られて、支払いに使われる。残高が少なくても、オートチャージや登録したカードで、残高を超えて払われることがあります
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自分で送ってしまう手口

税金や保険料、通信料金の「未納」をかたるメールやSMSから、PayPayの送金の画面に進ませて、送らせる手口です。

PayPayは、企業や団体への支払いに「送る・受け取る」の機能は使われない、としています。自分で送ったPayPay残高は、PayPayの補償の対象外です(PayPayのお知らせ)。

乗っ取られて支払われる手口

PayPayは、「他社サービスのアカウントが乗っ取られ、連携しているPayPayアカウントまで不正利用される」ケースに注意を呼びかけています(PayPayのお知らせ)。PayPayには、Yahoo! JAPAN IDなど、ほかのサービスのアカウントでログインできるようにする連携があります。

利用可能額の設定

PayPayが決めている上限とは別に、自分で上限を決める機能です。[アカウント]から[利用可能額の設定]に進みます(PayPayのヘルプ)。何も設定していないと、「支払い」「友だちに送る」「チャージ」のスイッチがオフのままです。

PayPayの利用可能額の設定。「支払い」「友だちに送る」「チャージ」のスイッチが3つともオフ

スイッチをオンにすると、「1日あたりの利用可能額」と「1カ月あたりの利用可能額」を決められます。1日は0時から23時59分まで、1カ月は毎月1日から末日までの合計です。

PayPayの利用可能額の設定。3つともオンにして「1日あたりの利用可能額」「1カ月あたりの利用可能額」を設定した画面(金額は塗りつぶし)

上限に達したときの動きも選べます。「自動で取引を続ける」と、そのまま取引が終わって通知が届きます。「取引を一時保留にする」と、上限を変えて続けるか、取引をやめるかを選べます(PayPayのヘルプ)。うちの画面では、この設定は「利用可能額の詳細設定」にありました。

一時保留にしたのは、上限を超えたときに、その場で気づけるからです。

PayPayの利用可能額の設定の下のほう。「利用可能額の詳細設定」に「取引を一時保留にする」(金額は塗りつぶし)

残高を超えて払われる道は、カードの種類で違う

どのカードでも、利用可能額の「支払い」の上限は、PayPay残高だけでなく、PayPayクレジットやクレジットカードでの支払いも合わせた額にかかります(PayPayのヘルプ)。

オートチャージをオンにしていると、残高が足りないときに自動でチャージされて、支払いが終わります。画面の説明は「支払い時に残高が足りない場合に、設定した金額を自動でチャージします」です。足りない分と設定した金額の、多いほうがチャージされます(PayPayのヘルプ)。チャージは取り消せません(PayPayのヘルプ)。

PayPayのオートチャージの画面。「オートチャージを有効にする」はオフ

オートチャージがオフでも、登録したカードや口座によっては、残高を超えて払われる道があります(PayPayのヘルプ:支払い方法の切り替え、支払いの優先順位、クレジットカード、他社カード利用券、銀行口座からのチャージ)。

PayPayカード(PayPayクレジット)なら、支払うときに「クレジット」を選んで払えます。支払いの優先順位を設定していると、バーコード支払いなどで残高での支払いに失敗したとき、クレジットに自動で切り替わることもあります。PayPayカード以外でも、登録したカードや口座によっては、残高を超えて払われる場合があります。

私はPayPayカードです。

私はふだんカード払いで、オートチャージはオフです。カードは登録したままにして、そのかわり利用可能額で支払いの上限を決めています。

ログインしている端末と連携を見ておく

[アカウント]→[セキュリティとプライバシー]→[端末の管理]で、ログインしている端末が見られます。心当たりのない端末を全部ログアウトさせるには、「すべての端末を削除してログアウト」を押します(PayPayのヘルプ)。うちでは、数年前のブラウザのログインも残っていました。

PayPayの端末の管理。「すべての端末を削除してログアウト」のボタン(端末の名前と日時は塗りつぶし)

乗っ取りの入口になる、ほかのサービスとの連携も見ておきます。PayPayのヘルプでは[アカウント]→[外部サービス連携]で、うちのアプリでは「外部アカウント連携でのログイン」という画面でした。使っていないものは、ここで解除できます(PayPayのヘルプ)。

被害に遭ったら

身に覚えのない支払いを見つけたら、[端末の管理]の「すべての端末を削除してログアウト」を押し、パスワードを変えます(PayPayのお知らせ)。PayPayの問い合わせ窓口は、0120-990-634(24時間・365日)です(PayPayのヘルプ)。第三者に不正に使われたときは、損害が出た日から60日以内に申請し、警察に届け出れば、補償の対象になりえます(PayPayのヘルプ)。PayPayカードやPayPayクレジットでの心当たりのない支払いは、カード会社を通じて補償される場合があります(PayPayのヘルプ)。

メールのリンクを押して、パスワードやカード番号を入れてしまったときの動き方は、Amazonの例でこちらに書きました。

ほかの警告やメールは、こちらから探せます。

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この記事を書いた人

会社で社内IT(いわゆる情シス寄り)の仕事をしています。
毎日のように「パソコンが遅い」「変な画面が出た」と相談されるので、
その経験をもとに、専門用語少なめでメモしています。

カメラと子どもの写真が好きですが、
凝った撮影テクニックより「どう残すか・どう守るか」派です。

写真をなくしたくない人や、
家族や職場で“なんちゃってPC係”にされている人の
助けになればうれしいです。

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