宅配の不在通知を装ったSMSは、私のiPhoneにも届いたことがあります。職場で見せるために、あえてリンクを開いてみると、メールアドレスを入れるように求められました。そのときは捨てアドレスを入れて終わりにしました。Androidのスマホだと、ここでアプリを入れさせる画面に進むことが多いです(フィッシング対策協議会のガイドライン)。まねはしないでください。
アプリを入れてしまったら、まず機内モードにして、そのアプリを消します。そのあと、できればスマホを初期化します。リンクを開いただけ、ダウンロードしただけで、アプリを入れず、何も入力していなければ、被害は出ていません。
開いただけ、ダウンロードしただけなら
アプリを入れていなければ、勝手に入ることはありません。ダウンロードフォルダにアプリのファイル(APKファイル)が残っていたら、念のため消しておきます(IPAのページ)。
入れたかどうか自分で分からないときは、SMSが大量に送られていないか、キャリア決済が使われていないかを、携帯電話会社に確かめるよう、IPAはすすめています。
入れてしまったら、まず機内モードにする
機内モードにして、Wi-Fiも切ります。入れたアプリが、スマホからSMSを送ったり、中の情報を外へ送ったりするのを止めるためです(IPAのページ)。
この種のアプリは、電話帳の番号に同じSMSを大量に送ることがあります。自分のスマホがSMSの送り元になってしまうこともあると、警察庁も書いています(警察庁のページ)。
入れたアプリを消す
機内モードのまま、入れたアプリを消します。ホーム画面に出てこないことがあるので、設定のアプリの一覧から探します(IPAのページ)。
見つからない、消せないときは、セーフモードで起動してから消す方法があります。入り方は機種によって違うので、メーカーの案内で確かめます(Googleのヘルプ)。auは、「設定」→「ユーザ補助」→「ダウンロードしたアプリ」に、身に覚えのないアプリが無いかも見るよう案内しています。機種によって画面は違います(auのページ)。
親が自分で消せないときは、私は電源を切ってもらい、自分で見に行きます。
初期化の前に確かめておくこと
SMSは、初期化すると消えてしまいます。アプリを入れたあとに、携帯電話会社やフリマ、後払いのサービスから、登録や変更の知らせが届いていないかを先に確かめます。写真や動画も、初期化で消えるので、別の場所に保存しておきます(IPAのページ)。そのスマホのGoogleアカウントとパスワードが分かるかも、先に確かめます。初期化のあとに入力できないと、スマホが使えなくなります(Googleのヘルプ)。銀行・証券・決済のアプリを使っているなら、初期化の前に、機種変更や引き継ぎの手続きが要らないか、各社の案内を、別のスマホやパソコンで確かめます。
できれば初期化する
IPAは、入れたアプリがスマホにどこまで影響したかは分からないので、アプリを消すだけでなく初期化をすすめています。auも、アプリを消すだけで必ず無害になるとは限らない、としています(IPAのページ、auのページ)。
私なら、アプリを消せても初期化します。消せたことと、何も残っていないことは同じではないからです。写真は先に別の場所へ移します。
初期化のやり方は、契約している携帯電話会社に問い合わせるよう、IPAは案内しています(IPAのページ)。スマホ全体のバックアップから戻すなら、アプリを入れるより前に取ったものだけを使います。入れたあとに取ったものは使いません。初期化すれば、アプリの影響は取り除けます。この手口でアプリを入れたことだけを理由に、スマホを買い替える必要はありません。電話番号を変えても、対処にはならないとIPAは書いています(IPAのページ)。
パスワードと請求を確かめる
初期化のあと、Googleアカウントと、スマホで使っているサービスのパスワードを変えます。身に覚えのないキャリア決済の請求が出ていないかも、携帯電話会社に確かめます(IPAのページ)。
iPhoneだったときは
iPhoneで同じリンクを開くと、アプリではなく、携帯電話会社や銀行、Appleなどをかたる偽のサイトへ進みます(フィッシング対策協議会のガイドライン)。何も入力していなければ、影響はありません(IPAのページ)。
偽のサイトにIDやパスワードを入力してしまったときは、すぐにパスワードを変えます(IPAのページ)。見覚えのないプロファイルが無いか、設定の「一般」→「VPNとデバイス管理」で見ます。何も表示されなければ入っていません。あれば、そこから「プロファイルを削除」で消せます(Appleのページ)。
Amazonの例ですが、パスワードやカード番号を入れてしまったときの順番を書きました。

最近多い手口
フィッシング対策協議会に寄せられる報告は、最近はSMSよりメールが中心で、ポイントの受け取りを装ったものが多く出ています(フィッシング対策協議会の8月の報告)。税金の還付を装い、国税庁をかたるメールでは、Android版のe-Taxアプリを入れるよう求めてきますが、フィッシング対策協議会は「2026年9月30日現在、スマートフォン用e-Taxアプリは提供されていません。」と書いています(フィッシング対策協議会のページ)。
自分で判断がつかないとき
IPAの情報セキュリティ安心相談窓口に、電話で相談できます。03-5978-7509、10時から17時まで(土日祝日・年末年始を除く)です(IPAのページ)。お金の被害が出ているときは、消費者ホットライン188や、警察の相談窓口に相談できます(警察庁のページ)。
パソコンでメールのファイルを開いてしまったときは、こちらです。

ほかの警告やメールは、こちらから探せます。

